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劇団都【お吉物語】の観劇後

今日観せて頂いた劇団都【お吉物語】

途中から舞台上の女性が、藤乃かなには見えなくなっていた。
演じているんだから当たり前かもしれないけれど、舞台の上にはお吉がいた。

手の中にあった幸せを奪われて泣く女。
酒に溺れて荒んだ生活の中から救い上げられ、自嘲するような笑顔を昔の婚約者に向ける女。
自分のせいで駄目になるしかない男の為を思い、その背中を見送り、泣きながら去ろうとする女。
ボロボロになりながら、死ぬことも狂うことも出来ずに、自由にならない体を引き摺って、最後まで思いを貫いた女。
血を吐き、それでも酒を煽りまた血を吐く。そうして命の尽きるその時まで、確かに舞台に吉はいた。
見事だった。


フラフラと彷徨うお吉。
髪に手をやると、そこに有るはずの簪がない。30年前に鶴松が差してくれた簪が。
「私に残ったのは、この簪ひとつ。お天道様も要らない。世間も要らない。
金も要らない。この簪だけがあればいい」と泣いた大切な簪が。
狼狽え倒れる吉の目に映ったのは懐かしい鶴松の姿。
祝言の約束をした時と同じように優しく簪を差し出し、お吉の髪にそれを差して微笑んでくれる。

その最後の救いがあって本当に良かった。

ということで、只今打ちひしがれ中。
思い出し泣きも幸せな観劇の証。
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