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2015/8/18 橘菊太郎劇団 【紺屋高尾】  [浅草木馬館 昼の部]

この日、浅草木馬館で行われたのは、
浪曲師 国本武春さんと三味線 沢村豊子さんを迎えての
大衆演劇×浪曲・特別狂言 【紺屋高尾】 【忠臣蔵】

なんて贅沢なんだろう。と言っても、私は浪曲を一度も聞いた事が無い。
そして、この日に備えての予習すらしていない。
だけど、昨年2014年に行われた国本武春さんと橘菊太郎劇団の公演には、
「素晴らしかった」の絶賛ばかり。これは嫌でも期待してしまう。

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まず舞台に登場したのは国本武春さんと沢村豊子さん。

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2014年の橘大五郎座長との出会いから、この弾き語りに至るまでの経緯を話して下さいました。
30数年木馬亭に出ているが、2階の木馬館の舞台に出るのは初めてとのこと。

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舞台の上手には、このような道具が・・
「ここに花魁が来るのね」とワクワク。
いよいよ、うなるカリスマの【紺屋高尾】が始まります!


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紺屋に勤める真面目な染物職人の久蔵が突然寝込んでしまった。
心配した親方が尋ねてみると、病気というのは「お医者様でも、草津の湯でも」ってやつ。
つまりは恋煩い。それも相手は吉原の花魁道中で見た高尾大夫。
とても手の届く相手じゃあないと寝込んでしまったという。

そこで親方は
「いくら江戸一番と言ったって売り物買い物だろ?売ってるものは金出しゃあ何とかなる。
十五両もあれば・・お前なら、3年もあれば15両くらいの金はできるさ」と励ます。
それを真に受けた久蔵。
「3年働いたら高尾に会える!3年高尾!3年高尾!」と必死に働いた。

そして3年後。親方はすっかり忘れていたが、久蔵はクソ真面目にお金を貯め続けていた。
だけど、最高位の花魁を急に一人で訪ねて行っても会えるというものでもない。
腕は悪いが、吉原通のお玉が池の竹内先生に案内役をお願いして、いろいろと
アドバイスを貰うことにする。
綺麗な身なりで金持ちのお大尽のふりをして、下手に話すと身分がバレるから
何を言われても「あいよ」で済ませよう。指も紺で汚れているから袖で隠してな・・という具合。

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そしていよいよ、高尾太夫の登場です!
恋い焦がれる高尾を前にした久蔵の気持ちを表すように、観客からも歓声が。

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「御国は上総でありんすか」
「あ、ぁ、あいよ」

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「ぬしさん 煙草でも一服吸いなまし」
「あ、、あ、あいよ」

「あいよ!!」

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「何を聞いても御返事ばかり。それではぬしさん、そろそろ御寝なりまし」
「なん?ぎょしん?・・あいよぉ」
「寝なまし」
「ねる?寝る???っっ!あ、あいよ!」

明くる朝
「今度はぬしさん、いつ来てくんなますの」と尋ねる高尾に
「また3年経ったら・・くんなます」と答える久蔵。
あまりに他の客と違った答えに訝しむ高尾。

たまらず久蔵は泣きながら全てをぶちまける。
自分は紺屋の職人で、3年前に高尾に惚れたこと。
この日の為にひたすら頑張って働いた事。
出来る事なら毎日でも高尾に会いたい。
また3年働いて金を貯めたら会いにくる。
だけど、その前に高尾が身請けでもされていなくなったら・・

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「ぬしさん そりゃあ本当でありんすの?
今の言葉が本当なら来年の3月あなたのお側に参ります。
必ず必ず見捨ててくんなますなぇ」

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お金で枕を交わす卑しい身の自分を、三年も思い詰めてくれるとは、
何て情けのある人・・と涙ぐむ花魁。

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「花魁!そんなこと言われたら、俺馬鹿だから本気にしちまうぜ?」

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「何で嘘をつきましょう。顔やお金に惚れませぬ」

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「二度と再びここに来てくださるな」

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「ここにお金がありまする。
ぬしとわちきが結ばれた時にお役に立ててくんなまし」
と30両を差し出す。

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あんまり話が上手過ぎる・・もしや夢じゃあるまいか?
夢なら覚めないで欲しい〜と神田に帰る久蔵。

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「来年3月に高尾がくるぜー」「高尾があっしの嫁になるんでぇ」と浮かれる久蔵を、
女郎の手練手管に引っ掛かった?と疑う親方。

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年が明けて3月。表に籠が停まると、中から現れたいい女。
「わたしゃ高尾でございます」

「その声は花魁!!」
大喜びで取りすがろうとした久蔵。勢い余って藍瓶にぽしゃり。

その後、高尾の評判もあって紺屋は大繁盛。
久蔵は紺屋の跡を継ぎ、夫婦の仲睦まじく、末長く暮らしました。



時間にしたら30分くらいでしたでしょうか?素晴らしく見応えと聞応えのある時間でした。
浪曲と大衆演劇がこんなに相性の良い物だなんて、今まで全然知りませんでしたから、
「もっといろんな演目でも見てみたい!!」というのが一番の感想ですね。

これだけでも凄いのに、この後には【忠臣蔵】があるのです。
その様子はまた別記事にて。
 
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